「郵政博物館」という空間

東京スカイツリー・タウンの新たな名所となった、2014年(平成26年)3月より新装オープンした「郵政博物館」。前身の「逓信総合博物館」を単に移設したものではありません。

「切手」究極のアナログの魅力

この新たな博物館。プロジェクション・マッピングやバーチャル・リアリティなどデジタル技術を駆使したコンテンツにより、郵便・通信の歴史と近未来を結ぶ空間が魅力です。
何より魅力なのは不思議な懐かしさがあるところでしょうか。
中でも圧巻なのは常設展示されている「切手ノ世界」エリアの保有切手の量。その数なんと33万種類。
究極の”アナログ”の魅力といえるでしょう。
その切手、各国のデザインをじっくり見ているとその国の偉人とされる人物や歴史、風景や文化など様々です。

平和を感じる世界の切手


スポーツの絵柄も多い。ラグビーやテニス、スキー、etc…。
当然ですが、内戦が続くシリアや弾道ミサイルなどで世界を騒がす北朝鮮にも、切手が存在します。
その2つ国の切手の中にも、サッカーのデザインの切手を見つけたときには、何とも言えない、喜びにも似た気持ちがあふれます。
国により置かれた状況や背景は違うでしょうが、各国の、同じようなデザインの切手が一堂に会している姿は、壮観でもあり、文化の力と可能性の一側面を感じさせてくれます。