郵便ポストのイロイロ

テレビで時折取り上げられるのでご存じの方も多いと思いますが、日本の多くの自治体ではその地域の特産や観光スポットをモチーフにした多種多様な「デザインマンホール」があります。
中には色付きのカラーマンホールもあり、写真を撮るため日本全国を旅するマニアもいるそうです。

地域に根差したポスト

同じように「郵便ポスト」も日本全国様々です。まだ残っている地域もありますが、速達専用のポストはなかなかの年季モノです。海底に設置された「海底ポスト」や富士山の頂上のポストなど設置場所が特殊なものもありますが、その他にもその地域に根差したデザインの「珍ポスト」が多くあります。

お茶の名産地としてよく知られている京都府宇治市。JR宇治駅南口には、茶壷型の郵便ポストがあります。抹茶の特産地としては愛知県西尾市も負けじと抹茶色の丸型ポストを設置。その他にも楽しいポストが日本中にあります。
埼玉の大宮駅には貨車のパーツを付けてカエル型に改造した緑色の特殊ポスト。奈良の東大寺が載っかってるポスト。兵庫県の県鳥であるコウノトリポストなどなど。
沖縄県那覇市の「沖縄復帰20周年記念ポスト」は夜間はライトが点いてポスト全体が巨大な行灯のように光り、美しい沖縄の風景を映し出すものがあります。
光るタイプでは、札幌駅前南にある太陽電池の電力を利用たオブジェ風ポストがあり前面のイルミネーションが点滅するユニークなものもあります。

そもそも日本では、黒だったポスト(郵便受箱)を夜目にも目立つ赤色に変更してから定着。味も素っ気もないポストが全国に約18万本あります。
地域活性化のためにも地方自治体がひと肌脱いで、観光の目玉になるポストをもっと増やしていってもらいたいものです。