海底ポストに「89へぇ♥」

海底ポスト(かいていポスト)は、和歌山県すさみ郵便局局長の発案で実際に海底に設置された実在する郵便ポストです。
設置場所は、枯木灘(かれきなだ)海岸で岸から100m、水深10mの海底。
2002年のギネスブックに「世界一深いところにあるポスト」として認定、掲載されました。

「トリビアの泉」No.194


実際に投函されたハガキは地元のダイバーが毎日回収し、日本郵便株式会社を通じて全国に配達されます。
1日平均10通、週末や夏休みには多い日で50通のハガキが投函。
設置から20年以上が経ち、このポストから送られたハガキは4万通を超えるとか。観光記念だけでなく、年賀状やアイドルへのファンレターを入れる方もいるとのこと。

ところで、3万通目を投函したのは徳島県のダイバーさん。奥さんへの感謝のハガキだったそうです。

2007年4月には、8年間海底に設置されていたポストの老朽化により取り換え作業が行われました。
取り換え作業は、公募した「ボランティアダイバー」7名を含む10名で行われ、海藻がつくので新旧ポストを1年交代で使用しているとのことです。

懐かしい番組ですが、2003年8月20日放送のテレビ番組「トリビアの泉」で、『No.194 海底にも郵便ポストはある』とのタイトルで紹介。番組評価【89/100へぇ】を獲得しました。じぇっ!
ちなみに、日本で一番高いところにあるポストは富士山の山頂にあります。
海底も富士山頂も、速達は避けた方が良いかもしれません。